副代表 吉沢久恵
7月9日(日)川口リリアでの講演会は、おかげさまで150名満席となりました。
私を含め多くの観客が、かっこちゃんの世界に引き込まれました。講演の中で特に心に残ったのは、かっこちゃんが小学校一年生の時の体験でした。かっこちゃんは友達と遊ぶよりも一人で色々なものを観察することが好きな女の子だったそうです。
「校庭で地べたに座り込んでいろんなものを見てました。葉っぱを裏返しにしたり、そしたらね、葉っぱの裏とか乾燥したウンチの裏とかにミミズとかダンゴムシとかそれから糞虫やコガネムシみたいないろんなものがいて、何をしているんだろうと見ていたら食べているんですよ、ウンチとか葉っぱを。ずっと見ていたら、なんとね、ミミズがウンチをしたの。そのウンチはどうも土っぽかったんですよ。で、舐めてみたんです。そしたらね土だったんですよ。私はねもうすごいビックリして涙が出た ~中略~ ウンチが無くなるのも、葉っぱが無くなるのも、桜の花びらが無くなるのも、ミミズやダンゴムシが葉っぱやウンチを食べて、土が作られて、そこから花が生えるんだ ~中略~ そう思ったときこの世の中はいらないものは何もないんだなあと。そして誰が偉くて偉くないとかはなくてすべて平らかで本当に必要ないのちなんだなあと思えた時に、もう存在するということは全部必要だと感じたんです。そう思ったときにもうダメだダメだ、何をしても失敗ばかりだと思っているこの私にも自分は自分でいいのかもしれないと思った最初の出来事だったんですね。」
(講演より)
“この世はすべて平らか”
なんて素敵な表現なんだろうと感じました。それを小学1年生の時に魂で感じたかっこちゃん!ただ者ではないです。
私は、お腹の中の赤ちゃん=胎児もそうではないかと思っています。
胎児も「いのち」であり私たちと同じ「人間」である。それは自分のいのちを大切にすることにも繋がるのではないかと思います。かっこちゃんのお話を聞いて、自分のいのちも、他人のいのちも、そしてお腹の赤ちゃんもすべてが平らかで大切ないのちだと再確認させていただきました。
令和5年7月10日(月)
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